TMD FRICTIONは、日清紡ブランドで中東およびアフリカで市場範囲を拡大
TMD Frictionは、ブレーキ摩擦材のグローバルリーディングカンパニーとして、中東およびアフリカでNISSHINBOブランドの販売を開始しました。
日清紡グループの傘下にあるTMD Frictionは、OEMのプレミアムブランド「Textar」としてヨーロッパ車に適用するブレーキ部品を提供しています。2017年初頭、この地域で日清紡ブランドが販売開始されたことにより、日本のOEMブランドであるNISSHINBOブランドを通じて、アジア車へのプレミアム製品を提供します。
最初はブレーキパッドを320種類、ブレーキディスク210種類を設定しています。2017年が終わるまでにはブレーキパッドを490種類、ブレーキディスク310種類まで増強する計画です。
次世代摩擦材NAOの素材コンセプトは、ローノイズ、ローダストおよび優れた磨耗特性を確立するために開発されています。お客様の期待とアジア車に適した性能を満たす設計となっており、日本車や韓国車などのアジア車全てへの品番設定を段階的に広げていこうと考えています。また、ブレーキに生じる問題を解決するために100年以上に渡り摩擦材の開発・製造を行ってきた中で集めた専門知識を生かし、摩擦材の縦断面のデザインやアプリケーションの付属品、およびダンピングシムを組み合わせて、最高の品質基準を定めています。
TMD Frictionドバイ支店、ネダル・アブ・リカブGeneral Managerは、「この地域の市場が求める条件に完璧に応えるために製品ポートフォリオを進展させる。」と述べる。さらに
「アジア車の占める割合が高い市場で、日本のOEMブランドである日清紡ブレーキとともに当社の製品ポートフォリオを広げることが、当社が前進するために重要です。現在、アジア車の市場セグメントで激しい競争に直面していますが、当社は、お客様の安全に関して決して妥協せず、純正品に負けない高品質な製品を提供できるOEMブレーキ技術を持ったグローバルリーダーであるという自信を持っています。今後数年間でNISSHINBOが業界をリードするアジア車プレミアム摩擦材ブランドの地位に着けるように、ブランド展開を進めて行きます。」
TMD Frictionは、2018年ロシアと東南アジアでNISSHINBOブランド事業をスタートさせ、世界展開をさらに進めます。
